

拝啓
平素は関係各位の皆様より戴いておりますご厚情に対して改めて御礼申し上げます。
早速、弊社の第25期(自平成23年3月~至平成24年2月)決算について関係各位様にご報告申し上げます。
前期は中期三ヶ年計画のスタートの年でございました。37億という総受注目標を掲げ士気高く滑り出したものの、去る3月11日に未曾有の大震災が発生いたしました。この影響は未だデフレから脱却できず、回復の遅れる我が国経済に大きなダメージを与え、印刷業界にも多大な影響を与えることとなりました。
弊社の対面市場であります印刷、紙業界は需要と供給両面で苦境に立たされ、その回復に対する期待をも空しく感じさせる程でございました。
弊社の第1四半期では昨年度獲得営業利益のおよそ半分が吹き飛ぶという衝撃的幕開けとなってしまいました。
そのような過酷な環境下で出版、商業印刷分野の動きはたいへん鈍く、弊社営業力の弱さと相俟ってまったく先が見通せない暗澹たる状況であり、このまま市況の回復を手を拱いて待つよりも、このピンチをチャンスに変えるべく「更なるコスト削減、弱みの克服」を掲げ、所謂MG活動を加速させるとともに、永年のマンネリズムを一気に打開して攻撃部門の士気の高揚を狙うために、営業部門の幹部人事及び組織機構を一気に変革いたしました。
さて、第25期以前の弊社の現状は、過去3期連続減収である一方でなんとか増益をし、利益を確保して参りました。この増益の立役者こそ製造・管理部門の正に血を流すほどのコストダウン活動即ち徹底的なMG活動であったのです。しかし、これ以上、減収が続けばこの体制のままで支え続けることは限りなく困難を極め、減益そして損失計上への坂道を一気に駆け下りることが強く予想されておりました。
そこで、中期三ヶ年計画「Carry Out 357」を、「もうこれ以上減収させない!増収を必死に実現しよう!」という営業戦略中心に策定いたしました。しかし、当時の体制では新たに加わったこの未曾有の難局に自力で立ち向かうことができず、経営陣の即応が問われる深刻な事態となり、結果として営業部門トップ、セクションマネージャーの更迭及び抜擢人事を断行し、機構改革により営業部門組織を改変いたしました。
また、その他お客様の満足により近づくために本社工場の第三期工事を急ぎ製造環境整備を完了させ、CIを図り、会社案内、ホームページを一新し、製品カタログ等の充実を図って参りました。
更に、特殊原反向けUV10色オフセット印刷機とCTPシステムを新規導入し、これにより念願の弊社印刷部門の収益化と更なる品質向上を目指すことが可能となりました。
この結果、第3、第4四半期ともに好調な実績を挙げ、通期で総売上32億2千2百万円、営業利益3億4千7百万円を計上し、増収・微減益とすることができました。
さて、今第26期は中期計画の半ばであります。
「全社員一丸となった利益創出運動=MG運動」を「我々の行為の全て、それはお客様のために!」のスローガンとともに強力に推進し、小さくても社会に貢献できる価値ある企業創りに邁進してまいります。
今後とも関係者様各位のご指導ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。
敬具
平成24年4月吉日 株式会社トーツヤ・エコー
代表取締役社長 杉山 光治