トーツヤ・エコーの会社概要、経営理念、社内設備一覧、採用情報などをご紹介します。印刷表面加工、販促品制作にご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
第38期事業概況
1.市場環境
印刷市場全体は1997年をピークに以降は縮小傾向にあります。
出荷額は2021年4兆8,555億円、4年連続で5兆円を下回っています。(日印産連)。
印刷業は、特に紙、フィルム、インク、溶剤などの価格相場の影響を受けやすく、生産コスト
増、相場変動リスクが大きい業界です。このような中2024年の国内広告費が7兆6730億円となり
2021年から4年連続で成長し、3年連続で過去最高を更新しました。
好調な企業業績や消費意欲の活発化、世界的なイベント、インバウンド需要の高まりなどに支え
られて「インターネット広告費」を中心に、「マスコミ4媒体広告費」「プロモーションメディア
広告費」の3つすべてのカテゴリーが成長しました。
これは印刷業界にとって明るい話題といえます。
一方で情報用紙の国内出荷額は2024年9月時点で25ケ月連続のマイナス、その後10月に一瞬回
復したがその後再びマイナスに転じています。
紙と電子を合算した出版市場は前年比1.5%減の1兆5,716億円、3年連続の前年割れも落ち幅は縮
小しています。紙の出版では書籍・雑誌共にマイナスで前年比5.2%減と振るいません。
このような印刷業界では今後大きな資本力を武器にしたM&A戦略による競争優位をいかに獲得す
るかというサバイバルゲームの様相をますます濃くしていくと思われます。
付加価値の低い単純印刷から、DX&ITOを駆使した情報セキュアビジネス、高精細フォトマス
ク、政府系総合BPOなどにシフトすることが生き残りのキーポイントとなるでしょう。
2.事業セグメント概況
弊社の38期総合事業概況は、厳しい対面市場環境の中、
①製造設備及び製造環境の重層的なメンテナンスへの取り組み
②「BPOソリューションチーム」を新設し営業の複合受注力を強化
を実施したことにより、増収・増益とすることができました。
出版直需セグメントは、単純加工受注は伸び悩んだものの、印刷複合受注が増加し、増注とな
りました。
商業印刷セグメントは、全体として軟調でありましたが、音楽コンテンツのビッグタイトル、
アミューズメント関連、キャラクター関連等の、複合受注が伸び増注とすることができました。
包装セグメントは、巻き取りラミネーションが下げ止まったものの、化粧品、一般紙器共に
軟調な推移となりました。
3.今後の取り組み
将来的に長期持続可能な生産体制にむけた設備保全、設備更新と高度技術人材確保のための構造
改革に全力で取り組んで参ります。
今後とも関係各位の皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
令和7年5月1日
株式会社トーツヤ・エコー 代表取締役社長
杉山 光治
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