・ 本の装丁に欠かせない表面加工
本の表紙や装丁は、表面加工の宝庫と言ってもいいくらい、工夫が詰まっています。
そこで、本の表紙におススメの表面加工を4つご紹介します。
① PPラミネート+エンボス加工
エンボス加工をした紙は、しっかりと質感を感じることができ、さらにPPをラミネートすることで、強度や存在感がより一層高まります。
▲エンボス柄「布目」、表面加工なし
エンボス紙にはさまざまな柄があるので好みのものを選ぶことができます。
▲エンボス柄「新布目」+グロスPPラミネート加工
② 箔押し加工
タイトルなどに箔押し加工をすれば、上品な雰囲気を持たせることができます。箔の種類も豊富にあり、上の写真のようなレインボー箔のほか、下の写真のようなシルキーカラーシリーズなどは淡くて可愛いカラー展開になっていておすすめです。
▲村田金箔様のシルキーカラーシリーズ
③ レインボーフィルムラミネート加工
玉虫色に輝くレインボーフィルムをラミネートする方法です。見る角度が少し変わるだけで色の見え方が変化するので、目立たせたい場合におススメです。また、美容系の本やファンタジー小説などのジャンルにぴったりの雰囲気です。
④ PETラミネート+トランスタバック加工
トランスタバックのホログラム加工はキラキラして目を引くだけでなく、PETフィルムのラミネート加工も合わせて行うことでより強度を高め、単行本のカバーなどの場合には本をくるむ際の折り目の紙割れを防ぎます。
ホログラム加工はタイトル部分や人物の部分を未加工にするなど部分加工も可能です。
以上、今回は4種類のご紹介でしたが、本の装丁のデザインによって適した加工を選んだり
表面加工の組み合わせから新しいデザインが生まれたり、工夫次第で可能性が広がります。