『ベタ』【べた】
印刷の現場でよく聞かれる「ベタ印刷」や「ベタ刷り」などの「ベタ」は、インクの濃度が100%で刷られる部分を指します。
印刷は、網点と呼ばれる小さな点の集合で、そのひとつひとつの点の大きさによって濃淡を表現していますが、ベタは隙間なく100%塗りつぶされた状態です。なので、「スミベタ」であれば上の写真のようにK100%で隙間なく刷られた状態を指します。
■表面加工における「ベタ」
表面加工で「ベタ」という場合は全面ベタ加工を指すことが多いです。表面加工では基本的に網点はありません。ですが、同一紙面上に加工をする個所としない個所がある場合、スポット版を作成して表現します。それとは逆にスポット版を作成せずに紙の全面に均一に加工することをベタ加工とよんでいます。