『スプレーパウダー』
油性印刷では、印刷した紙をすぐにそのまま重ねてしまうと、
ブロッキングや裏移りといった問題が発生してしまいます。
それらを防ぐために紙面に散布される微細な粉が「スプレーパウダー」です。
パウダーが散布されることによって、紙と紙の間に隙間が作られ、紙どうしがくっ付いてしまうのを防ぎます。
原料は、とうもろこしやじゃがいも、小麦粉などから作られるでんぷんで、10μ~40μほどの大きさです。
近年は、スプレーパウダーを必要としない「パウダーレスインキ」も登場しています。
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